2009年11月24日火曜日

「10へ」;26

今日は締切原稿をふたつ出さなければいけません。その後で、橘川琢さんの『死の花』を受け取らなければいけないので、時間厳守です。

実は、橘川琢さんに御事情があり、『死の花』が、予定の編成で作曲できないことが、昨夜、決定しました。ご期待いただきましたお客様に、深くお詫びします。最終的な編成は、ソプラノ、詩唱、ヴァイオリン、ピアノです。『冬の鳥』と同じになりました。
橘川さんからは、今日、楽譜を受け取らなければなりません。トロッタ10の後には、日本音楽舞踊会議 作曲部会公演の『冬の鳥』が控えています。『死の花』を受け取れなければ、『冬の鳥』も受け取れません。

高田馬場の待ち合わせ場所に、彼は楽譜を持って来ました。ピアノの森川あづささんも来てくれましたので、さっそく池袋に移動し、二人とも初見ですが、とにかく作曲者立ち会いのもと、合わせました。橘川さんの苦しさが垣間見える譜面に感じました。しかし、それならば演奏する側が工夫すればいいわけなので、苦しさが感じられないようにしたいと思います。苦しさが生のものではなく、表現になっていれば、問題ないでしょう。こうしたことも、詩と音楽が内包するテーマだと思います。
『死の花』に、花いけの上野雄次さんが参加できないのは残念ですが、いつまで残念がっても仕方がありません。音楽で、花を表現できればと思います。

合わせを終えて、弦楽器CDの専門店、ミッテンヴァルトにトロッタ10のチラシを持って行きました。橘川さんは、日本音楽舞踊会議のチラシも渡していました。
帰宅後、関係者にメールを送りました。本番が近づいています。これからは息を抜けない毎日が続きます。いや、抜きながら過ごしてもいいと思いますし、その方がいいに決まっていますが、私の性格上、さらにはトロッタの現時点の力を考えて、力は抜けないだろうと思います。よほどの力がなければ、力は抜けません。

大事なことを書き忘れていました。新宿ハーモニックホールの使用料を、全額、、支払いました。これで後戻りできないという心境です。後戻りするつもりはありませんが。

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