2009年9月25日金曜日

渋谷にて;4

4日目の練習については、その日のうちどころか、翌日の御報告もできませんでした。早く終わったはずですのに。とりあえず、事後報告いたします。


練習4日目となり、この日から、本番会場であるエレクトーンシティ渋谷での合わせです。

9時30分、ミュージックアベニュー渋谷で仁科拓也さんと待ち合わせ、打楽器をエレクトーンシティに運ぶ手はずでした。ところが、部屋を出る時になって財布が見当たらず、大騒ぎです。結局は鞄の中に入れてあったのですが、譜面台を6本も下げ、一報の鞄は楽譜でいっぱい、仕事をしようとMacintoshも持っているので、容易に探せません。結局は見つかったのですが、大きなことがある場合は、たいていこういうことになりがちです。心のうちが反映されています。


エレクトーンシティに着くと、チェロの香月圭祐さんにまず会い、4Fのリハーサル室には、すでに、エレクトーンの大谷歩さん、ソプラノの赤羽佐東子さん、ヴァイオリンの田口薫さんがお待ちでした。ヴォーカルの笠原千恵美さんが、続いてお子様とお越しになりました。始めの合わせは、『アルバ』です。10時から11時まで。1時間では、なかなか全体を通すことができません。


続いて11時から、『アルメイダ』です。作曲の清道洋一さんを始め、フルートの田中千晴さん、オーボエの今西香菜子さん、クラリネットの藤本彩花さん、ファゴットの平昌子さん、ピアノの徳田絵里子さん、詩唱の中川博正さんも集まります。練習室に、人がいっぱいです。赤羽さんの歌が、とてもドラマティックです。清道さんらしいメロディです。


12時から13時まで、田中修一さん作曲の『ムーブメント』です。打楽器の星華子さんはお休みですが、赤羽さんと大谷さんに、ピアノの森川あづささんを加えて合わせます。他の方は休憩です。


再び皆さんに集まっていただき、13時から14時、今井重幸先生をお迎えして、シャンソンの3曲を合わせます。ピアノは並木桂子さん。橘川琢さんもお見えです。清道さんと橘川さんの編曲は、それぞれ、作曲者の個性が出ています。もちろん、作曲者の今井先生が立ち会いますから、こうした方がもっとよくなるという御意見をいただきました。


ここで多くの方がお帰りになりました。14時から15時は、フルート、ファゴット、エレクトーンによる、今井先生の『青峰悠映』です。ちょうど終わった直後、15時半ごろ、音楽評論家の西耕一さんが、お土産持参で陣中見舞いに訪れました。しかし、皆さんはほぼ帰ってしまったので、残念でした。渋谷駅前で西さんと別れ、私は近くの喫茶店で仕事。大谷さんはそのままエレクトーンで作曲を続けます。この間に、翌日の夜、『ムーヴメント』の合わせの部屋を、ミュージックアベニュー渋谷に予約するなどしました。音量が大きいので、時間を遅くしてもらえないかという先方の希望で、演奏者に再調整する必要が生じました。


18時。エレクトーンシティに引き返し、大谷さんと『アルバ』冒頭の、詩唱とエレクトーンの演奏を合わせました。エレクトーンらしい音色にあふれています。


鍵をかけて帰ります。帰宅後、阿佐ケ谷にて今井先生と会い、シャンソン『風はつぶやく』の録音テープを受け取りました。何度か歌われた時のテープで、参考にしてほしいとのことです。

明日のスケジュールを作るうち、たいへんなことに気づきました。明日の早い時間は、エレクトーンシティのリハーサル室が取れず、LABO-4という部屋での合わせです。しかし、ここにピアノがあるのでしょうか? もちろんエレクトーンはありますが、うかつなことに確認していませんでした。明日の一番は、シャンソンと『秋からの呼び声』の合わせですのに。部屋の変更があり得ることを皆さんに予告した上で、スケジュールを送りました。

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