2009年5月30日土曜日

雨です、しかし鳥は鳴いています

前日練習の一日がやってきました。お昼から夜まで、池袋周辺で練習を行います。昨夜から、細かなことが気になっています。それは会場側の都合で、舞台で使用する椅子が不揃いであるとか、譜面台も不揃いであるとか、楽屋にあるトイレは、人がいると使いづらい、楽屋には常に人がいるに決まっているのに、などといったことです。計算違いで、全体の時間が延びそうだということなども、気になります。ひとりで抱えていると間違うに決まっていると思ったことを、やはり、しでかしています。しかし、ここまで来たからには、楽しめばいいので、見た目など気にすることは、まったくないはずです。最後まで気になるでしょうが。

当日プログラムを、橘川琢さんと一緒に、昨日、全部作ってしまいました。関係者の分も合わせると180部となり、なかなか大変な作業でした。冗談をいいながらでないと、できません。一安心したのも束の間、帰宅して読み返すと、ミスがありました。閉じ括弧が、あってはならないところにひとつ、ぶら下がっているではありませんか。修正液で、180箇所、直しました。手間がかかりますが、気はおさまりました。こうしたことの繰り返しです。どこのどんな演奏会で、誰がしても、ミスなり手間なりはつきものでしょう。人間の歴史で新しいミスなどなく、自分がしでかしたことは必ず過去の誰かがどこかでしているわけで、それでも人間の歴史は続いているのですから、悲観することも恥じることもありません。何だか、詩とは、そのようなことを表わす表現ではないかという気がします。

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